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青の水

第6章 金曜日の夜。

「・・・初めてで、
 どうしたらいいか分からない?」
麻基が私の気持ちを代読した。

全部、読まれてる。
敵わない。

「寝、ねるっ!」
バッと麻基を押しのけて
勢いよく飛び上がると
客室に跳び入った。

「・・・ブッハハハハハ!」
ダイニングからは陽気な声が聞こえた。

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