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青の水

第7章 土曜日の朝。

「・・・っ」
真っ直ぐな目が怖くて、声が出ない。

「・・・。恋心。」
「!!!!!!!!!」
「なぁ、恋心(こいね)?」

麻基がいやらしく口角を上げる。

「よ、よ、よ、呼ばないでよっ!
 そ、その名前はっ!
 禁止なんだからっ!
 契約違反よっ!」

私はカッとなって一気にまくし立てる。

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