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寝取られ漂流記

第6章 16歳冬その2

あたしの中に入ったそれは、
あたしの中を広げてくる。
あたしを押し上げてくる。
あたしの体の一番奥まで入ってきた。


「想像以上だわ。この締め付け、この感度。今までで一番いいよ」


晃佑は堪能するかのように言ってくれる。
晃佑と一つになれたって実感する。
もうあたしは晃佑の物だ。
晃佑を満たす為にあたしはいる。
それでいい。
晃佑にならあたしは全部をあげてもいい。


そんな風にすら思えてしまう。


「茜、携帯鳴ってる」
「え」


晃佑の言葉に現実に戻る。


晃佑が綺麗に置いてくれた制服のポケットの中で、携帯が着信を知らせる音と共に光輝いていた。

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