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寝取られ漂流記

第6章 16歳冬その2

「ぁっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ」


晃佑はさらに激しさを落としてあたしに甘い声を出させる。


多分、廊下にも聞こえてる。
雅章が来たら聞かれちゃう。


ガラガラガラ
「茜、待たせ」
「ああああぁぁぁぁぁぁーーーんっ///」


雅章が入ってきた瞬間だった。


晃佑はあたしを大きく突き上げた。
あたしは予想外の刺激に思わず叫ぶように声を出してしまった。


「茜、お前何して」
「見たら分かるだろ?雅章」


あたしの変わりに晃佑が答える。
もちろん、腰を振りながら。


「俺が茜ちゃん、もらっちゃった。茜ももう雅章とはシないってさ」
「晃佑先輩、あんた」
「惨めだろ?他人から寝取った女を寝取られるなんて」


晃佑はここぞとばかりに雅章に言葉を浴びせる。


「この糞ビッチが。一週間来ないと思ったらもう新しい男かよ」


雅章は悔しそうに握り拳を握りながらあたしを睨み付ける。
あたしは今出来る精一杯の力で雅章を睨み返した。


「そうだけど、悪い?あたしはエッチが上手い男がいいの。俊哉より上手かったからあんたとくっついた。でもあんたより上手い晃佑が抱いてくれるなら、あんたなんて用済み」


もう雅章なんて怖くない。


今までの思いの丈を全てぶつけた。

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