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寝取られ漂流記

第7章 17歳春

そしてお風呂上がり、毎度の光景にあたしはツッコミを入れる。


「なんで、毎回あたしの下着を広げてニヤニヤするかな?」


ご飯の準備を終えた晃佑は、毎度のように脱衣所に侵入してきてはあたしの下着を広げている。


やっぱり変態なのだ。


「いや、考えてみ?独り暮らしの男の部屋で、シャワーを浴びる女の子。このシチュエーションで覗いて下着見なきゃ男じゃないって」
「何回言われても理解出来ないっ」


あたしは晃佑から下着を取り上げるとそのまま足を通した。


「でも茜もやっぱり変態だよね?」
「なんで?」
「普通の女の子だったら、男がニヤニヤしながら見た下着、分かってて履かないって。基本捨てるでしょ。気持ち悪がって」
「そんな事で捨ててたらあたし晃佑の家に来る度に捨てなきゃいけないじゃん。それに晃佑だし」


晃佑が変態なのは今に始まった事じゃない。もう注意する気にもならないし、晃佑はそれでいいって思えた。

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