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寝取られ漂流記

第7章 17歳春

電車に乗る前も、電車の中でも、電車を降りてからもローターは断続的に振動し、あたしは毎回それに堪える。
まだ我慢するだけだからいい。晃佑も隣であたしの反応を見ながらだから、加減もしてくれてた。


もう目の前に学校がある所まで来て、不意に頭に嫌な予感が過った。


あたしと晃佑は学年が違う。だから当然教室も違う。


いつ来るか分からない上に、晃佑は加減のしようがない。
あたしの反応を見れないんだから。


「どした?」
「晃佑、外しちゃダメ?」
「ダァメ。楽しいのはこれからじゃん」
「あっ///」


急にスイッチを入れられて晃佑に抱きつく。
晃佑は嬉しそうにそれを受け止めながら、頭を撫でる。


「こうすけぇぇ///」
「あんまり甘い声出すとバレるよ?」


ローターの振動が止まって、あたしも体が固まってしまう。


意識していないとスイッチを入れられた時に今みたいになっちゃうから。


晃佑はそんなあたしを見て、ニコニコと楽しそう。


この変態悪魔め。

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