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寝取られ漂流記

第8章 17歳夏

晃佑はあたしの手を軽く引っ張りながらどんどん繁華街の裏へと進んで行く。


そこはホテル街のような場所で、ホテル以外にもキャバクラだったり、風俗っぽい所だったりが立ち並ぶ。


まだ少し時間が早いからか、そこまで人はいないし、お店の明かりも点いてない所が多い。


でもこんな所でどうするつもりだろう。


「着いたよ」


考えているうちに晃佑が足を止める。
ホテル街の中でもさらに裏手。
あまり人が通らなそうな所だ。


「ここって?」


映画館?


煌びやかな街の雰囲気はここにはなくて、
どこか廃れた感じの雰囲気がある。


「映画館だよ。まぁ普通のじゃないけど」


晃佑はニンマリと笑いながらあたしを中へと誘った。

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