テキストサイズ

寝取られ漂流記

第8章 17歳夏

晃佑はあたしをベンチに座らせると、
「すぐに戻るから」
って言ってジュースを買いに行ってくれた。


「ほい」
「ありがと」


あたしは受け取ったスポーツ飲料のペットボトルの蓋を開けると、
一気にノドを潤す。


「ゲホゲホ」


そしてむせた。


「慌てなくても大丈夫だって」


そんなあたしを晃佑は自分も同じようにしてスポーツ飲料を飲みながら笑ってる。


こうしてるとほんとにカップルのデートの後みたいだ。


いや、カップルのデートであった事に変わりは無いんだけど。


普通のカップルだったら絶対にしないデートだよね。
こんなの。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ