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寝取られ漂流記

第2章 16歳夏

暫くの間、俊哉はそのままで居てくれた。自分だって初めてなのに、こんな時まであたしの事を考えてくれる。


男の子だもん。衝動的に腰を振っちゃうと思う。快感を求めちゃうと。それでも俊哉はそれを理性で堪えてくれてる。


まだ痛みはある。でもこれ以上、俊哉の事を待たせたくない。あたしで気持ちよくなって欲しい。


「俊哉、もう大丈夫だから///」
「本当に?」
「ぅん、奥まで来て///」


俊哉はあたしの表情を伺う。多分あたしが我慢してるのが分かっちゃうんだろうなぁ。


「じゃあ、ゆっくりいくね。痛かったら言ってよ?」


そんな事、言えるわけない。言ったら俊哉は今度こそ止めちゃう。理性で欲望を抑え込んでしまう。いつもあたしの事を想ってくれる俊哉。エッチの時くらい俊哉の思う通りにさせてあげたい。


「つっ///」


俊哉が腰をゆっくり突き出してくる。あたしは悲鳴を堪えようと口を抑える。


「茜、力抜いて///」


そんな事言われてもよく分からない。あたしは力を入れてるつもりなんてない。


俊哉はなんとか腰を突き出してあたしの奥へと入ってくる。あたしは痛みと戦いながら俊哉を受け入れる。





「全部、入ったよ///」


言われなくても感じる事が出来る。今あたしは俊哉と一つになったんだ。

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