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寝取られ漂流記

第2章 16歳夏

「茜、痛くない?」
「痛いっ///」


聞かれても笑ながら答えられるくらいの余裕があった。


痛くない訳じゃなくて、それ以上に俊哉と一つになれた事が嬉しくて仕方ない。


「痛みが和らぐまで待つよ」
「大丈夫だよ///俊哉の好きにして?」
「じゃあ俺の好きにする」


そう言っても俊哉は動こうとしない。我慢出来ないなんて言ってたのにまだ我慢しようとする。


「動かないの?」
「俺の好きにしていいんでしょ?」


俊哉はそうやって笑う。本当は俊哉だって気持ちよくなりたい筈なのにあたしの事を優先する。やっぱり俊哉は優しい。


そんな事を考えていたら徐々に痛みも和らいできた。


「もう本当に大丈夫だから、
一緒に気持ちよくなろ?」
「じゃあ動くよ?」


俊哉はようやくゆっくりとゆっくりと引き抜き始めた。


「ぁっ///」
「茜の中凄いよ///俺のを掴んでるみたい」


引き抜いたかと思うとまた入ってくる。その繰り返し。入ってくる度に痛みが走るけど耐えられない程じゃなかった。

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