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寝取られ漂流記

第11章 18歳春

彰人君の部屋はあまり荷物が多くなかった。
最低限の物しかない、殺伐とした感じ。
同じ作りの部屋でも、ゴチャゴチャしてた晃佑の部屋とは違って見えた。


あたしは断りもせず、ベッドに座った。


「ここ、座って」
「は、はい」


あたしが隣をポンと叩くと、
彰人君はそれに従ってあたしの隣に座った。


彰人君はさっきから緊張しっぱなしで、それが伝わってくる。
ますますかわいい。


「ねぇ、一つ聞いていい?」
「はい?」
「お兄さんに言われてって嘘でしょ?」


あたしの問いに彰人君は思い切り喉を鳴らした。
分かりやすいなぁ。


「何回ヌいたの?」
「もう、分からないくらい」
「そっかぁ」


つまりこの子、
あたしと晃佑のエッチをオカズにしてたんだ。


晃佑がいなくなって、あたしが来る事も無くなった。
だから今日、街で見かけて声をかけてきたんだろう。

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