テキストサイズ

寝取られ漂流記

第11章 18歳春

ぎこちない舌の絡め方。
やっぱり初めてなんだなぁ。


あたしはしばらくぎこちないキスを楽しんでから、
彰人君を解放する。


「はぁ……はぁ…………んはぁ」


荒い息を整えようとする彰人君。
その目はトロンとして、まるで女の子みたいな顔してる。


この子が野獣になったらって想像するだけでこれからが楽しみになる。


この子は言うなら白。
何色にも染まっていない真っ白なキャンパス。


あたしがこれからあたし好みの色に染め上げる。
そんな事が出来ちゃうような程の真っ白。


「彰人君、キスも初めてだった?」
「は、はい」


弱々しく返事を返す彰人君。
産まれたての子鹿みたいな彰人君に、
あたしは思わず笑みがこぼれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ