テキストサイズ

寝取られ漂流記

第12章 18歳夏

「先生だって、男だもんねぇ。自分だけ除者にされるのは嫌でしょ?」
「そういう問題じゃんんっ」


あたしは背伸びして先生の唇を奪う。
触れるだけの優しいキスで、あたしはすぐに離れる。


「キス、しちゃった」
「北条、止めないか」


先生の声が上ずっている。
あたしが本気だって事が伝わったからだ。


「なら、あたしから離れればいいじゃん。先生男なんだし、突き飛ばせばいいんだよ」


本当はもう分かってる。
先生にそんな事は出来ない。
先生が唾を飲み込む音が聞こえる。


優しいからってのもある。
でもそれ以上に、最初に抱きついた時にすぐに離れようとしなかった。


それは先生が教師である前に一人の雄だから。
発情した雌が自分から寄り添ってるのに、
拒絶出来る雄はいない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ