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寝取られ漂流記

第15章 19歳春

一言で言うなら物足りない。


色々なエッチを経験してきたあたしには、
ホテルでする普通のエッチは最早お遊びに近かった。


それでも一応気を使って喘いでみせ、
イッたフリをした。


満足そうにシャワーを浴びに行ったのを見送りながら、


あたしは一人ベッドに寝転がった。


これが普通の人の普通のエッチ。


頭では分かってる筈なのに、
身体は全然落ち着かない。


これから先もこんな風なのかな。
そんな事を考えると、途端に彰人が恋しくなってくる。


あたしに従順で、忠実で、あたしを楽しませてくれた。


今になって彰人があたしの中で大きくなっている事に気付いた。

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