テキストサイズ

寝取られ漂流記

第15章 19歳春

「あたしは由美」
「あたしが早紀ね」


色黒の人が由美さん、色白の人が早紀さんと名乗る。


「茜です」
「知ってるよー」
「ほんとかわいー」


二人は周りを囲う男達と同じような目であたしを見る。
でもどちらかっていうと興味の方が強そうな感じ。


「それで、茜ちゃんは今までどれくらい経験あるの?」
「へ?」


最初の質問がいきなりそんな内容で、
あたしは驚いてしまう。


「五人くらい?あ、でも高校だったら二、三人とか?」
「こら、由美ってば、あんたもこいつらと同類じゃない」
「だって気になるじゃーん。あたしらよりテクいとか困るしー」


周りに男の人だっているのに、
この二人はなんて会話をしているんだろう。


まったく状況についていけなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ