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寝取られ漂流記

第16章 19歳夏

「ただーし、普通の野球拳とは違いまーす。この野球拳はジャンケンに勝った人が服を脱ぎまーす。そして最初に全部服を脱いだ人が勝利でーす」


最初に服を脱いだ方が勝ちって、
普通は負けの筈なのに。


「服を脱ぎきったらもちろん、その後は誰としてもおーけー。お立ち台の上でも下でもばっこんばっこんヤっちゃってくださーい。そして最後まで服を着ていた人には罰ゲーム。一時間の間、勝った二人と男がする行為を見てるだけという三人にはきつーい罰ゲームだぞー」


なるほど、そういう事か。
早紀さんも面白い事考える。


ただするんじゃなくて、
そのものをイベントにしちゃうなんて。


でも絶対に負けたくない。
普通に我慢するだけならまだしも、
見せつけられながら我慢なんて、苦行以外の何物でもない。


「相変わらず早紀はイベント好きだなぁ」
「こっちのが面白いでしょ?」


由美さんは笑顔でそんな事を言う。
早紀さんもニヤリと笑うと、
あたし達はそれぞれ、距離を取った。

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