テキストサイズ

寝取られ漂流記

第17章 19歳秋

「ホテルですね」


スポーツカーはなんの遠慮も無しに駅郊外のラブホに入っていった。
流石に中までは入るわけにもいかない。
でもこれで十分だと思った。


「由美さん、帰りましょ。もう理由は分かったようなものですし」
「そうだけどさぁ。なんかこのまま帰ったらつまらなくない?」


由美さんがまるで子供が悪戯を思いついた時のような笑みを見せる。
何を考えているんだろう。


「せっかく旅行までキャンセルしたんだもん。もらう物はもらわなきゃ」
「まさか、由美さん」
「茜ちゃんも興奮しない?」


由美さんの考えてる事が分かってしまった。
でもそんな事して、もしバレたら確実に今までのような関係ではいられなくなる。
もしかしたら早紀さんはサークルを止めてしまうかも知れないし。
ってこのままでも辞めてしまうかも知れないんだけど


でも。


確かに興奮する。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ