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寝取られ漂流記

第18章 19歳冬

近場のホテルに入ると、
あたしはすぐにシャワーを浴びた。


気に入った相手なら着いてすぐにベッドに倒れ込んだりもするけど、
今日の相手は少し趣が違う。


早くやってみたいと期待半分、
ちょっと怖い半分な感じ。


シャワーから戻ってくると、
入れ替わりでお風呂場に入って行く。


ここまであんまり会話がない。
なにを考えているのか、全然分からない人だ。


シャワー室から出てくると、
バスローブに身を包み、ベッドに座っていたあたしの隣に腰を下ろす。


「本当に来てくれるとは思わなかったよ」


ようやく口を開いた男は、
そんな風に言いながら笑顔を見せた。


「あんな内容だからですか?」
「そうだね。僕が本気だって分かると、メールが返って来なくなる事が多くてね」


確かにそうだろうなぁ。
普通に援交してる子には少し重い内容な気がする。

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