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寝取られ漂流記

第18章 19歳冬

「ん?」


気が付くとあたしはロープを解かれて、
ベッドに寝かされていた。
ローターもバイブもない。
目隠しもなくなっていて、
あたしの身体は完全に解放されていた。


「目が覚めたかい?」


男の声にそちらに視線を向けると、
服装を整えた男が座っていた。


「少しやり過ぎてしまったね。申し訳ない」


男は丁寧に頭を下げる。
根は真面目な人なんだと凄く分かる。
でもあたしがどうして眠っていたのか分からない。


「あたし、どうして」
「しばらく気絶していたんだよ」


気絶してたんだ。
それすら認識していなかった。

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