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寝取られ漂流記

第20章 20歳夏

「ここが彰人の地元かぁ」
「何にもない所だけどね」


来た事のない町にあたしの心は躍る。
ここでどんな事をしてくれるのか楽しみでしかたない。


車は、繁華街から少し外れた道を走っていた。
実家に用があるって事はこのまま実家まで一緒に行くのかと思ったけど、
どうやら違うらしくて、
車はスナックの前で止まった。
時間は朝方、こういう類の店は閉店したばかりくらいだと思う。


「ここは?」
「ん?まぁ知り合いの店、かな」


彰人はまだ準備中になってる札を見ると、
あたしを連れて店の裏手に回る。


入口が空いているのを見ると、
彰人は何も言わずに中に入る。


「ちょっとぉ、勝手に入って良いの?」
「いいんだって」


遠慮無しにあがり込む彰人に
あたしもついていった。

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