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寝取られ漂流記

第20章 20歳夏

その後もしばらく絵里さんと話した後、
夜の仕事に向けて寝たいという絵里さんに、
あたしは一人リビングでテレビを見る事にした。


特に面白いのもやってなくて、
好きに見ていいって言われたDVDを見てる。
洋画の恋愛物っぽい感じのだけど、
よく分かんなくてつまんない。


どうしても退屈になって彰人に電話したけど、
用事の最中なのか出ない。


外にでようにも鍵もないし、
どこに何があるのかも分からない知らない土地。
そう思うとなんだか急に心細くなってくる。


思いついた悪戯の内容の一端は、
メールで彰人に送った。


一端なのは全部教えたらつまらないから。
内緒にしなかったのはタイミングが悪いと実行出来ないから。


あたしはその時を一人楽しみにしながら、
つまらない洋画を見続けた。


夕方になると起きてきた絵里さん。
あたしに謝りながらお店に出る準備を進めると、
軽い食事だけ済ませてから店に出て行った。


あたしはただただ適当に時間を過ごし、
出かけに準備してくれたらしい夕食を食べ、
退屈過ぎてめちゃ早くに布団を借りた。


明日の朝には彰人はこっちにこれるってメールが来た。
その時を楽しみに眠りに着くと、
思いの他早く睡魔が襲って来て目を瞑った。

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