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寝取られ漂流記

第21章 20歳秋

「じゃああたしはどうやって見えたんです?」
「君?そーだなぁ」


男は改めてというようにあたしの身体を見てくる。
あたしは身体を隠した手を退けた。


「少なくても十や二十じゃないね。3Pとかの経験もあるんじゃない?」


そんな事まで分かるんだ。
両方とも当たってる。


「当たったみたいね」


顔に出てたみたいで男はニヤリと笑う。


「でもな、援交とかは止めた方がいいな。あんな事してたらいつ性病移されるか分かったもんじゃない」
「そんな事まで?」


あたしは援交を否定する前にそんな風に聞いてしまった。
そこまで分かるのが不思議だった。


「それは身体見なくても分かるよ。君、俺と普通に喋ってるじゃない。こういう場所で知らない男とでも話せる力があるってのは、キャバ嬢か援交してるかだ。で、君の服とか見ると、キャバ嬢じゃないのは分かる。そしたら援交しかないのよ」


凄い洞察力。
こんな僅かな時間でそこまで分かる人がいるんだ。
あたしはただただ感心してしまっていた。

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