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寝取られ漂流記

第4章 16歳秋

「今日は楽しかったね」
「うん。満足満足」


帰りの電車。今度は四人で同じ電車に乗る。
あたしは由井と話をしていた。


「雅章君、今日はありがと」
「あぁ」


由井のお礼に素っ気ない返事を返す雅章君。


楽しかったけど、由井としては失敗なのかな。


肩に何かが触れる感覚にそっちを見ると俊哉があたしに凭れて来ていた。


「俊哉?大丈夫」
「あ、ごめん」


声を掛けると気が付いたのか体を起こす俊哉。


普段より沢山気を使っただろうし疲れちゃったのかな。


俊哉はその後もうっつらうっつらとしていた。


順番的に俊哉と由井が最初に降りる。俊哉の事が少し心配だったけど、同じ駅で降りた由井に任せてって言うから任せる事にした。

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