
寝取られ漂流記
第2章 16歳夏
電車で最寄りの映画館まで向かう。
映画館は俊哉の家の近くにある。あたしは映画館で待ち合わせでいいって言ったのに、俊哉は迎えに来ると言って譲らなかった。
本当に出来た彼氏だ。
映画館に着くと映画が始まるまでそんなに時間はなかった。
「ギリギリだったね」
あたしは急いで席に座るけど俊哉は座ろうとしない。
「どうしたの?」
「飲み物欲しいでしょ?買ってくるよ」
そう言って俊哉は今歩いてきた通路を戻っていく。追いかけようかとも思ったけど、俊哉の背中は直ぐに見えなくなってしまった。
仕方なくあたしが席で待っていると暫くして両手に飲み物を持った俊哉が戻ってくる。
「はい、茜ちゃんの好きなカフェオレね。氷は少な目で良かったよね?」
そう言ってカフェオレが入ったカップを渡してくる。何も言わなくてもちゃんとあたしの好きな物だけじゃなくて氷の量まで分かってくれてる。
「ありがと」
「どういたしまして」
俊哉はニコニコしながらあたしの隣に座った。俊哉が席に付くのを待っていたかのように場内が暗くなって映画が始まった。
映画館は俊哉の家の近くにある。あたしは映画館で待ち合わせでいいって言ったのに、俊哉は迎えに来ると言って譲らなかった。
本当に出来た彼氏だ。
映画館に着くと映画が始まるまでそんなに時間はなかった。
「ギリギリだったね」
あたしは急いで席に座るけど俊哉は座ろうとしない。
「どうしたの?」
「飲み物欲しいでしょ?買ってくるよ」
そう言って俊哉は今歩いてきた通路を戻っていく。追いかけようかとも思ったけど、俊哉の背中は直ぐに見えなくなってしまった。
仕方なくあたしが席で待っていると暫くして両手に飲み物を持った俊哉が戻ってくる。
「はい、茜ちゃんの好きなカフェオレね。氷は少な目で良かったよね?」
そう言ってカフェオレが入ったカップを渡してくる。何も言わなくてもちゃんとあたしの好きな物だけじゃなくて氷の量まで分かってくれてる。
「ありがと」
「どういたしまして」
俊哉はニコニコしながらあたしの隣に座った。俊哉が席に付くのを待っていたかのように場内が暗くなって映画が始まった。
