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寝取られ漂流記

第6章 16歳冬その2

あたしが学校を休んだ日から毎日のようにメールが来た。


でもその内容には優しさの欠片もない。


「早く学校に来て、俺を満足させろ」
「茜だって気持ちよくなりたいだろ?」


なんて内容ばかりだった。


雅章はあたしの事、セフレくらいにしか思ってないんだなって初めて思えた。


由井との関係も続いてるだろうし、
もしかしたら他にもそういう子が居るかも知れない。
それならそれでいい。


雅章はあたしに心なんてない。





でも、あたしは、





あたしの体は、







雅章を求めてしまっている。


学校に行けなかったのも、
それが原因だった。


雅章に会えば、
あたしはまた雅章を求めちゃう。




利用されてるだけだって分かってても、
雅章に求められたら断れない。




それが怖かった。

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