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?…好き…?

第5章 家族…?

「今日ね、朝、隣に座ってくれたでしょ、嬉しかった…それから、後ろからぶつかられて、くっついちゃったのも、嬉しかったな…」
「え?なんで…?そんなことぐらいで?今まで、手握ったって、抱きしめたって、何とも思わない、って言うアンタなのに?」
「いつも、嬉しかったわよ…」
「は?じゃ、なんで、いつも平気な顔してたのさ?」
「それは…その…強がり…みたいなもので…」
「なんだよそれ?」
「もっと…男らしく…引っ張って…リードしてほしくって…」
「はぁ!?じゃ、強がっちゃダメじゃん?」
「それでもっ…グイグイ引っ張ってほしかったのっ…それで…アナタと繋がりたかったのっ…凄く…凄く凄く繋がりたかったのっ…一つになりたかったのっ…なのに…してくれないんだもん…だから…もう少し先のつもりだったのに…子供作っちゃったじゃない…」
「今更なんだよそれ?あの時もっと、そうやって女らしいとこ、見せてくれてたら…私は経験豊富です、みたいな行動しなけりゃ…俺だって…違ったかもしれないのに…それに粗○ンだの下手だの言ったじゃんかよっ…それなのに…今更そんな…」
俺がダメ男だから、欲求不満になって、子作りしたとでも言うのかよ…
何なんだよ…
こんな…
今更好き好きアピールみたいな…
やっと割り切って、友達として、病気で悩んでる彼女を、見守ろうってし始めたとこなのに…
ワケ分かんねぇ…
「それは…凄く…繋がりたかったのに…してくれないから…怒ったっていうか…」
「ハイハイっ、悪かったよっ、今後アンタとみたいなことにならない様に、身心共に鍛えて、男らしくなる様にしますよっ!!」
「え?チ○チ○鍛えるの?ど~やって?」
「アホかっ!!このスケベ女!身心だよっ!(笑)あ~…なんてゆうか~…そんな~…隣に座ったくらいでそんな~…嬉しいんだったら~…また~…二人で~…会ったりするか?」
「うん、いいよ」
正直、又自分の気持ちが分からなくなっていた…
しかし、今は彼女は妊娠中、変なことにはならない。
近いところで、一緒の休みがあった。
その日、会うことにした。

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