
?…好き…?
第1章 俺と彼女…
俺は彼女の手を握りしめた。
指と指を絡める様に…。
俺の心臓は妙に高鳴った。
既にオッサンの俺より歳上のオバサン相手に…
「別に何とも。」
「何ともって何だよっ、俺…俺…ドキドキしちゃってるのに…何とも思われないんじゃ逆にこれ以上何も言えないじゃんっ!」
「フフッ、男って子供よねぇ~っ、どれ、ホントにドキドキしてる?あ、心臓こっちか(笑)」
彼女は俺の右胸から、そして左胸に手を当てた…
「分かんないっ(笑)」
「馬鹿!マジでドキドキしてるっつ~のっ!そんなくっつかれたら余計っ…」
「ホント子供よねぇ~っ、子供はこうやって甘えなさいっ、フフッ」
彼女は俺をハグした…。
「え!?そんなんされたら俺っ…」
…思わず…
…抱き返してしまった…
「さっき、手繋いできたとき、私が違う返事したらどうするつもりだったの?」
「このまま…どっか行こうか…って…」
平気でハグしてきた彼女に対する、脅しというか、強がりみたいなものだった…
…二人抱き合ったままだった…
彼女の首筋の辺りに顔を埋ずめた…
「俺がこんなことしても、嫌いにならない…?」
「ならないよ」
「俺…離したくない…」
「いっぱい甘えなさい…」
…………………
「さっ、でも今日はもう遅いし、帰ろっか」
「そうだね、でも、コンビニかどっかで一服だけしない?」
「そうね、私もしたい」
コンビニで車を降り煙草に火を着ける…
季節は秋の初めだったが、冬の様な冷たい風が吹く…
「寒い…」
震える彼女を思わず抱き寄せた…。
「ホントに俺がこんなことしても、嫌いにならないの?」
「うん」
「旦那さんいるのに?」
「旦那よりアナタとの方がよっぽど仲良くしてるよ」
「それダメでしょ(笑)」
「子供に私みたいな想いさせたくないから、絶対別れないし、寂しくない様にもう一人は子供は作るけど、子供好きだしね、だけどあんなヤツ…」
彼女はその年の春、流産していた…
その時すぐにそれを打ち明けてくれたのも、仲良くなった理由かもしれない。
そういえば、流産する前に、身体がだるい、調子が悪い、って旦那に話して、家事サボりたいだけだろ、離婚だ、ってまともに取り合わない様な旦那だって言ってたっけ…
指と指を絡める様に…。
俺の心臓は妙に高鳴った。
既にオッサンの俺より歳上のオバサン相手に…
「別に何とも。」
「何ともって何だよっ、俺…俺…ドキドキしちゃってるのに…何とも思われないんじゃ逆にこれ以上何も言えないじゃんっ!」
「フフッ、男って子供よねぇ~っ、どれ、ホントにドキドキしてる?あ、心臓こっちか(笑)」
彼女は俺の右胸から、そして左胸に手を当てた…
「分かんないっ(笑)」
「馬鹿!マジでドキドキしてるっつ~のっ!そんなくっつかれたら余計っ…」
「ホント子供よねぇ~っ、子供はこうやって甘えなさいっ、フフッ」
彼女は俺をハグした…。
「え!?そんなんされたら俺っ…」
…思わず…
…抱き返してしまった…
「さっき、手繋いできたとき、私が違う返事したらどうするつもりだったの?」
「このまま…どっか行こうか…って…」
平気でハグしてきた彼女に対する、脅しというか、強がりみたいなものだった…
…二人抱き合ったままだった…
彼女の首筋の辺りに顔を埋ずめた…
「俺がこんなことしても、嫌いにならない…?」
「ならないよ」
「俺…離したくない…」
「いっぱい甘えなさい…」
…………………
「さっ、でも今日はもう遅いし、帰ろっか」
「そうだね、でも、コンビニかどっかで一服だけしない?」
「そうね、私もしたい」
コンビニで車を降り煙草に火を着ける…
季節は秋の初めだったが、冬の様な冷たい風が吹く…
「寒い…」
震える彼女を思わず抱き寄せた…。
「ホントに俺がこんなことしても、嫌いにならないの?」
「うん」
「旦那さんいるのに?」
「旦那よりアナタとの方がよっぽど仲良くしてるよ」
「それダメでしょ(笑)」
「子供に私みたいな想いさせたくないから、絶対別れないし、寂しくない様にもう一人は子供は作るけど、子供好きだしね、だけどあんなヤツ…」
彼女はその年の春、流産していた…
その時すぐにそれを打ち明けてくれたのも、仲良くなった理由かもしれない。
そういえば、流産する前に、身体がだるい、調子が悪い、って旦那に話して、家事サボりたいだけだろ、離婚だ、ってまともに取り合わない様な旦那だって言ってたっけ…
