
?…好き…?
第7章 手術…
『お誕生日おめでとう』
それだけだった…
やっぱり…見舞いはされたくないのカナ…?と思った。
『ありがとう』とだけメールする。
夜になって電話が鳴る…
名前を見る…
彼女からだっ…
慌てて電話を取る。
「もしもぉしぃ」
いつもと変わらぬ彼女の声…
少し舌足らずな、見た目より幼い彼女の声が、好きだ。
実は、ここまでの関係になるよりも前に、俺との長電話が原因で、彼女の旦那は、誰とあんなに長く電話してるんだ、と怒ったことがある。
それ以来、何度か電話のやり取りはしているが、ごく限られたタイミングでしか、していないのだ。
だから、というのもあるのだが、彼女からの電話は、いつも、とても嬉しい…
「病院、電話大丈夫なの?」
「うん、今、消灯前で何もないし、自由に出られるから」
「そっか、まさか電話が来るとは、思わなかったよ」
「病院食が少なくて、お腹空いてしょ~がないよぉ」
見舞いしていいか、メールに答えてくれなかったのに、こっちから、訊いていいものか?と迷ったが、訊くのなら、今しかないと思った。
意を決して訊いた。
「そんなこと、言われてもなぁ~…見舞いしてもいいなら、なんか持ってくけど~…どうなん?」
「なんか食べ物持って来てよぉ」
「部屋とか面会時間とかは?」
我ながら、上手く訊けたのでは?と思った。
「えっとねぇ、○○棟の○○○号室、時間はえっとぉ、19時までみたい」
「行っていいの?」
「うん、食べ物ヨロシク」
「食べ物だけが目的かよ(笑)」
「そう、お腹空いちゃってしょ~がないんだもん(笑)」
「んなろ~っ、ま、なんか作って持ってくよ(笑)」
「うん、美味しい物待ってる(笑)」
そんな感じで、なんだかんだ小一時間くらい、話したろうか、もうすぐ病院の消灯時間らしい。
「それじゃ、おやすみ」
「お腹空いて寝れるかなぁ」
「我慢しろっての(笑)」
「しょ~がない、我慢して寝るか」
電話を終えた…
翌日は、夜勤明けの休みだ。
夕方~夜に見舞いをしよう、と思っている。
休みの日に、妻の父親がデイサービスに出掛けている時は、妻や自分の子供達と、なるべく一緒に過ごしているからだ。
何度か(指折り数える程度だが)昼間に彼女と会っている時は、妻の父親が居て、妻が家に居なければならず、家族で出掛けたり出来ない時がほとんどなのだ。
こんなことをしている俺だが、家族を大事にはしているのだ。
それだけだった…
やっぱり…見舞いはされたくないのカナ…?と思った。
『ありがとう』とだけメールする。
夜になって電話が鳴る…
名前を見る…
彼女からだっ…
慌てて電話を取る。
「もしもぉしぃ」
いつもと変わらぬ彼女の声…
少し舌足らずな、見た目より幼い彼女の声が、好きだ。
実は、ここまでの関係になるよりも前に、俺との長電話が原因で、彼女の旦那は、誰とあんなに長く電話してるんだ、と怒ったことがある。
それ以来、何度か電話のやり取りはしているが、ごく限られたタイミングでしか、していないのだ。
だから、というのもあるのだが、彼女からの電話は、いつも、とても嬉しい…
「病院、電話大丈夫なの?」
「うん、今、消灯前で何もないし、自由に出られるから」
「そっか、まさか電話が来るとは、思わなかったよ」
「病院食が少なくて、お腹空いてしょ~がないよぉ」
見舞いしていいか、メールに答えてくれなかったのに、こっちから、訊いていいものか?と迷ったが、訊くのなら、今しかないと思った。
意を決して訊いた。
「そんなこと、言われてもなぁ~…見舞いしてもいいなら、なんか持ってくけど~…どうなん?」
「なんか食べ物持って来てよぉ」
「部屋とか面会時間とかは?」
我ながら、上手く訊けたのでは?と思った。
「えっとねぇ、○○棟の○○○号室、時間はえっとぉ、19時までみたい」
「行っていいの?」
「うん、食べ物ヨロシク」
「食べ物だけが目的かよ(笑)」
「そう、お腹空いちゃってしょ~がないんだもん(笑)」
「んなろ~っ、ま、なんか作って持ってくよ(笑)」
「うん、美味しい物待ってる(笑)」
そんな感じで、なんだかんだ小一時間くらい、話したろうか、もうすぐ病院の消灯時間らしい。
「それじゃ、おやすみ」
「お腹空いて寝れるかなぁ」
「我慢しろっての(笑)」
「しょ~がない、我慢して寝るか」
電話を終えた…
翌日は、夜勤明けの休みだ。
夕方~夜に見舞いをしよう、と思っている。
休みの日に、妻の父親がデイサービスに出掛けている時は、妻や自分の子供達と、なるべく一緒に過ごしているからだ。
何度か(指折り数える程度だが)昼間に彼女と会っている時は、妻の父親が居て、妻が家に居なければならず、家族で出掛けたり出来ない時がほとんどなのだ。
こんなことをしている俺だが、家族を大事にはしているのだ。
