
?…好き…?
第2章 kiss…
その瞬間、バイクの明かりがこちらを照らす…
慌てて彼女から離れる…
「ここ…マズイかも…」
彼女は言った。
そうだ、ハッキリと知らないが、ここは彼女の家の近くだった…
「移動して…」
彼女に従って車を動かす。
先程までいた場所から、ほんの僅かな距離を移動しただけだが、周りは畑か何かなのだろうか、より何もない所に来た…
車を停める…
彼女は掛け直していた眼鏡を再び外した。
そして自らシートを倒した…
「最近、チューなんて子供としかしてないな」
その台詞に何故かイラッとしてしまった。
「そういうのと比較すんなっ!俺は子供じゃねぇっつ~のっ!」
彼女が少し笑った様に思えた。
「俺は大人だよっ!男だよっ!」
俺はムキになって無防備に横たわる彼女にkissをした…
何度も…何度も…
でも…
それ以上は…
何も…
出来なかった…
彼女の身体に触れたくなかった、と言えば嘘になる。
でも…
出来なかった…
駄目だ、それは駄目だ、何故かそう思った…
自分の中の何かが自分を止めた…
「今日はもう帰ろう…」
彼女は頷きシートを起こす…
車を出した。
又、元の場所へと戻る。
「じゃあ、係の仕事やっておくからね。」
「ありがとっ、お願いします。」
彼女は車を降りた…
「それじゃ、おやすみ」
「チュー…しちゃった…」
彼女は聞こえないほどのかすかな声でつぶやいた…
ただ呆然と、去って行く彼女の後ろ姿を、見つめていた…
指で自分の唇をなぞった…
なんで…俺…こんな…
しっかりと彼女の唇の感触が記憶されている…
妻を…愛して…いるのに…
慌てて彼女から離れる…
「ここ…マズイかも…」
彼女は言った。
そうだ、ハッキリと知らないが、ここは彼女の家の近くだった…
「移動して…」
彼女に従って車を動かす。
先程までいた場所から、ほんの僅かな距離を移動しただけだが、周りは畑か何かなのだろうか、より何もない所に来た…
車を停める…
彼女は掛け直していた眼鏡を再び外した。
そして自らシートを倒した…
「最近、チューなんて子供としかしてないな」
その台詞に何故かイラッとしてしまった。
「そういうのと比較すんなっ!俺は子供じゃねぇっつ~のっ!」
彼女が少し笑った様に思えた。
「俺は大人だよっ!男だよっ!」
俺はムキになって無防備に横たわる彼女にkissをした…
何度も…何度も…
でも…
それ以上は…
何も…
出来なかった…
彼女の身体に触れたくなかった、と言えば嘘になる。
でも…
出来なかった…
駄目だ、それは駄目だ、何故かそう思った…
自分の中の何かが自分を止めた…
「今日はもう帰ろう…」
彼女は頷きシートを起こす…
車を出した。
又、元の場所へと戻る。
「じゃあ、係の仕事やっておくからね。」
「ありがとっ、お願いします。」
彼女は車を降りた…
「それじゃ、おやすみ」
「チュー…しちゃった…」
彼女は聞こえないほどのかすかな声でつぶやいた…
ただ呆然と、去って行く彼女の後ろ姿を、見つめていた…
指で自分の唇をなぞった…
なんで…俺…こんな…
しっかりと彼女の唇の感触が記憶されている…
妻を…愛して…いるのに…
