テキストサイズ

心を溶かして

第4章 素直に

「うん。
   大嫌い。」

頭を鈍器かなんかで
殴られた衝撃を受けた。

もう何もなかった振りでは
済まされない。

俺は
素直に

素直に


なりたくて

泣いて

大嫌いと言い

睨み付ける


蘭子をギュッと抱き締めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ