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Pour mon cher -涙の先に-

第64章 卒業 Ⅱ

俺の視線の先にいる愛は微笑みながら拍手をしてて。



その微笑む横顔が可愛くて見てる俺の顔も自然と口元が孤を描く。



その微笑みは東にだけ送られてるものだと知ってても

それでも彼女の微笑む姿は俺を自然と笑顔にさせる。




そんな俺の前で彼女に向かって赤い物体が宙を舞う。






‥‥はっ!



マジで?






東が愛に目がけて胸元の薔薇を投げた。






東‥お前って奴は‥。


好きな女も一緒。

考える事も一緒。

やる事も一緒。




被り過ぎて笑えねーし。



とか思いつつプッと思わず吹き出す。




すぐ後ろから


「1人で急に笑うな!キモイ!」


平林からツッコミが入ったけどね。








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