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「肩、貸しますよ」



ニコッと笑って先輩の隣りに座る。



優しさで疲れた先輩を癒してあげたい。

そんな気に凄くなった。

少しだけでも癒せれたらって。

優しさを沢山分けてあげた先輩に私が出来る事をしてあげたい。


凄く素敵な疲れ方をしてる貴方に出来る最大限の事をしてあげたい。





「じゃぁ、ちょっとだけぎゅーっ、させて？」





言葉を言い終わると同時にすっぽりと胸の中に収まり、ぎゅっと抱き締められる。





「愛ちゃんの匂い。


凄く落ち着くから好きなんだよね」




先輩の言葉で心がくすぐったい気持ちになる。




「私も。

先輩の匂い、落ち着きます。」




どんな時でも傍にあったこの匂いに何度助けられた事か。




私も先輩をぎゅっと抱き締める。