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Pour mon cher -涙の先に-

第67章 俺からの贈り物

「じゃぁ、好きなモノは?」


「愛ちゃん!」


「‥‥じゃぁ、好きな食べ物は?」


「愛ちゃん!!」


「ブッ‥!!」


「俺が“好き”と付く単語は全てぜーんぶ、愛ちゃん♪」


「プッ!何ですか。それ」




――移動の電車の中。



2人で横並びに座って“好きなモノ何ですか?”ゲーム。



ゲームって言っても。


ただ“愛ちゃん”の名前を連呼したかったから俺が提案しただけなんだけど。




「好きな食べ物が私ってどういう‥」


「ん?気にしない♪気にしない♪」




そう言って愛ちゃんの頭をポンポンする。



怪訝そうな顔しつつも“まっいっか”と直ぐ笑顔になる彼女。



ほら。



こういう所がマジで好き。








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