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Pour mon cher -涙の先に-

第67章 俺からの贈り物

「‥じゃぁ‥・

じゃぁ、何で‥‥・」



腕の服を掴んでた腕を今度は俺の胸元にあてて、ぎゅっと握り俺を真っ直ぐゆらゆら揺れる瞳で見上げる。




俺はそんな彼女の頭を優しく撫でる。


大事なモノをそっと扱うかのように、優しく優しく‥‥・




「愛ちゃんとずっと一緒に時間を刻んで行きたい。


愛ちゃんとずっと一緒に色々な物を共有して、色々な物を同じように感じたい。


その気持ちは変わらないよ?


だけどね、それって一方通行じゃだめなんだよ。」




「‥‥え?」




「お互いが100なら100でなきゃ。

でなきゃ同じ場所で同じ時間を過ごしても、見える景色は全然違う。


同じモノを共有は出来ないんだよ」




「俺は愛ちゃんが好きだけど



愛ちゃんが好きなのは、俺じゃないでしょ?」




苦笑しながら


1番認めたくなくて、口に出したくなかった言葉を彼女に投げた。




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