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Pour mon cher -涙の先に-

第69章 優しさと愛の向こう側

‥・・言っちゃった‥。




でも‥止まらない。




「先輩以上に猛司が好きで、忘れらなくて。
忘れようと何度も何度もしたけど忘れられなくて。


クリスマスの日も、猛司が他の人とデートしてるって言った時も凄く苦しくて私、‥」




グイッ





言葉を遮るように腕を引っ張られ、ずっと空港の床を捕えてた視界は真っ暗に。



同時にふわりと鼻を掠める懐かしい香り。





・…え?




猛司の温もりと香りを感じた瞬間

一気に感情が溢れ出す。






好き‥。







好き‥‥・。







私、猛司の事が‥好きっ











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