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Pour mon cher -涙の先に-

第13章 2回目も雨でした。

何だか、恥ずかしさが溢れて動けずにいる私に「ほら?」と再度、おいでと促され先輩のいるベッドへ。



差し出されてる手を取ると、グンっと引っ張られ先輩の胸の中にダイブしギュッと抱き締められる。




ふんわり香る先輩の香水の匂いにクラクラして更にドキドキしてしまう。




先輩に抱き締めて貰える事が嬉しくて。



ここ数日のモヤモヤもあったせいか少しでも先輩を近くに感じたくて。



思わず私も、先輩をぎゅぅっとす
る。



「なぁに?どうしたの?」


「珍しい」なんて言いながらクスッと笑う先輩に



「先輩を充電中です。」


と言うと「変な奴」と私の髪を優しく撫でてくれた。



先輩の胸の中でゆっくり目を瞑り、先輩の大きな掌の温もりと先輩の鼓動を感じると頭に浮かぶ言葉はたった1つ。



……好き。







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