テキストサイズ

Pour mon cher -涙の先に-

第30章 俺の選択と決断

「今いいとこなんだから邪魔しないでくれる?」


‥止めてくれ。


「今日から私達付き合うから」


‥‥止めてくれ!


「だからあんたは用無し」


止めてくれっ!!



「今までありがとうね?身代わり‥」



俺は愛の汚い言葉を聞きたくなくて。


これ以上無駄に彼女を傷付けたくなくて。


1番傷付けてるのは自分自身なのに‥‥


これ以上、彼女に聞かせたくなくて愛の口をキスで塞いだ。



手で塞ぐ事も可能だっただろう。
他で塞ぐ事も可能だっただろう。


でも、1番黙らせて塞げるのはキスしかない。


そう思ったんだ。



案の定


愛はキスに酔いしれ黙った。

彼女は‥‥部室から飛び出してしまったけれど。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ