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Pour mon cher -涙の先に-

第30章 俺の選択と決断

彼女が出て行ったのを確認し、俺は愛から唇を離した。


すると愛の顔はニヤニヤしてて。


「どした?」


「ビックリした?あの子が来て」


ニタニタ笑う愛を見て。


まさか!?


「私が猛司の携帯から彼女にここに来るようメールしたの」


予感は的中。


「何で?!!」


強く愛の両肩を掴むと



「猛司が自分から切り捨てないと思って。

だから手伝ってあげただけだけど?」



そう言って笑いながら乱れたシャツを直す愛。


「お前・・・」


俺は愛をキッと睨みつけ、後ろから俺を呼ぶ愛の声を無視して彼女の元に走った。





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