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Pour mon cher -涙の先に-

第32章 彼女の傍に

俺は愛ちゃんの傍に座って彼女の顔を覗き込む。


‥ホッ。


良かった。

目はなんとか腫れずに済んだみたい。



「な、なんですか??」


「んー?目が腫れお化けになってないかなと思って?」


「腫れお化けって‥‥。

昨日貰った紅茶でしっかり冷やしましたから。」


て、彼女はベッド横に並べられた紅茶の缶2つに視線をやる。



「先輩のお陰でお化けにならずに済みました」



なんて…。



ふわっと可愛い笑顔に優しい言葉を言われちゃうと




‥‥ヤバい。



ドキドキし過ぎて‥‥







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