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Pour mon cher -涙の先に-

第34章 彼女の隣り

「何か言う事ないわけ?」



相変わらず鋭い眼光を向ける。




何か・・と言われても。




今更、俺が彼女に何を言えば・・


俺が原因で休んでるであろう彼女に何を言えば・・




何も言えず俯き立ち尽くす俺の目の前に人生初くらいの大きな溜息が聞こえ



顔を上げると同時に




「はっ!マジ情けない男!!」




眼光と共に言葉をぶつけられる。




「あんたと別れて愛は正解!
あんたには性悪女がお似合いよ。」


「逃がした魚は大きいと後悔しても無駄だから。
愛は今頃東先輩と・・」




――――え




「い、今、何・・て?」




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