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Pour mon cher -涙の先に-

第52章 制御不能

まさかの彼女からの電話。



少しの間、携帯を持ったままフリーズした。



いや、だって。



彼女から掛かってくるなんて誰が予測出来たと思う?



もしかしたら‥間違い電話か?

そそっかしい彼女ならそれもあり得る‥




色々考えながら電話に出ると、耳元に響く彼女の優しく可愛い声。




『もしもし?分かる?』



だって。


分かるっつーの。




電話を掛けて来たくせにボーッとしてんだろうな。

応答不能になる彼女。





良くそんなボケッと出来るよなぁ‥


だからボールぶつけんだろっつーの。





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