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Pour mon cher -涙の先に-

第8章 雨模様は涙色

取り敢えず部屋の中央にあったソファーにちょこんと座る。



先輩は冷蔵庫の中を確認してみたり一通り見てから私の横へドカッと座った。




「・・・・」



手を自分が引っ張り入れたはいいけど、こっから先はノープランなんですけど・・。


どうするべきだろうか。





あ。



「先輩」


「ん?」


「メアドとか交換しませんか?」


「うん。いいよ?」



そういうと先輩は鞄の中から携帯を取り出し私に差し出して



「シャワー行ってくるから登録してて?」


と言ってあっさりとバスルームに行ってしまった。

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