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Pour mon cher -涙の先に-

第57章 聖なる夜と指輪とストラップ Ⅱ

「先輩ちょっと待ってて貰っていいですか?!」



帰ろうした時、突然彼女に言われて。



「何か忘れ物?それなら俺も‥「いいい、いいですよ!私1人で大丈夫ですから!!」



やけに避けられてる感が満載なんですけど‥‥。



これ‥ちょっと凹むわ‥。



「‥うん?分かった。じゃぁ待ってるね」



凹み度MAX状態で彼女にそう伝えると、俺とは真逆の満面の笑みで去って行った。




俺と一緒じゃない事がそんなに嬉しいのかな‥




なんて、ネガティブ思考発動中の俺。




はぁ‥‥辛‥・・。








待つこと10分。


彼女はまた満面の笑みで戻って来て。





‥・・ドキッ





珍しく‥


彼女から手を繋いで来た。





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