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Pour mon cher -涙の先に-

第8章 雨模様は涙色

「――――よしっ!」


小さく気合を入れシャワーを止めタオルで濡れた身体を拭きながら



この場合・・下着ってどうすんだろ。


着けるべきか?

外したままでいるべきか・・?


なんて、重要なようでどうでもいいような事を少し考え、後者を選択し先輩がいる部屋へ行くと先輩はソファーじゃなく既にベッド側にいて。



・・私はどっちへ行くべき?


なんて、ここでも疑問が浮上して。


でも、その疑問もすぐ先輩の


「おいで?」


の声で解決しちゃったんだけど。




“おいで”て両手広げてる先輩が何だか艶っぽくて今更ながらドキドキ。



でも、私は先輩の広げる腕の中に入らず先輩に向き合うようにベッドの端に正座して座った。



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