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Pour mon cher -涙の先に-

第8章 雨模様は涙色

不思議そうな顔で


「来ないの?」


って聞く先輩に私は


「先輩。1つだけ約束してくれますか?」


「お願いの次は約束なんだ?」

とフフッと笑って“何?”と言ってくれた。


「私の先輩への気持ちは嘘じゃないって事、いつ信じて貰えるか分からないけど・・必ず信じて貰えるよう努力します。」


「だから・・。だから先輩も私をきちんと“彼女”として見て、少しでも好きになる努力をしてもらえますか?」



この場面でこんな約束させるなんて卑怯かなと思ったけど・・

でも“確かなモノ”が欲しかった。



「いいよ」


「ホントですか?」


「約束するよ。」



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