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S×強気で恋になる

第65章 暴君甘えん坊


っやべー・・・・


隣の部屋で傷口を見る
とうっすら血が滲んでいた


どんな縫い方したんだ!!!

吸収されない糸使ってっから
縫い直すことは出来るけど・・・


さっき、純平が俺の二の腕持ったとき
皮膚が突っ張った感じがして・・・

肘の上から腕の真ん中くらいにかけて
切られて縫われていた
剥き出しのところが痛んでいた

いや、痛くはねーんだ、
くそー・・・


めんどくせーな。
あいつには絶対弱味も弱さも見せたくねーのに

俺のプライドズタズタ


そんなことを思いながら、消毒をして
防水の大きなガーゼの絆創膏を貼る


机を見ると朝とった包帯と三角巾が目に入った



・・・包帯なんか恥ずかしいもん巻けるか



と、さっきの部屋から寝てると思ったのに
心配したのか純平の声が聞こえる


「・・・岡崎、大丈夫ー?」


・・・うるせーよ。


っーか、また岡崎かよ。
よっぽど嫌だったってことだろ?


純平は意識してねーだろーけど
酔っ払ったとき
純平のテンションが上がってるとき
俺が優しい時

そんなときしか、真一って呼ばねぇ。

セックス中の、真一は
俺がそー言ったら何回か優しくしたから
それをどこかで覚えていてすがってるにすぎない。


可愛くねーやつ


そう思っていると、純平が浴衣を羽織って
入ってきた


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