S×強気で恋になる
第67章 岡崎と藤間と片瀬と犬(オレ)
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「・・・・しんいち・・・すき・・」
「心配しなくてもここにいるから。な?お前の家族で、お前の恋人だろ。安心して寝ろ」
「・・・・えっちは?」
「・・・寝ろよ。・・しねぇって。大体昨日のでケツ腫れてんだろ。」
「・・・・俺のこと・・」
「嫌いじゃねぇ。俺にとって大事な存在だろ。ほら、ぎゅーってしてやるから、目ェ閉じろ」
ーーー・・・。
ピコンっと動画が終わったと同時に
藤間が俺の頭を撫でた
「な?仕事、ってんだから、待ってろ」
真一・・・俺ここにいるよ?
っ、本当に・・・待ってたらいいの?
俺、ほんと勝手だよな
真一といたら、真一に怒ってばっかで
真一と離れたら泣いてばっかりだもんな
俺恋人同士ってより
お前のこと家族だと思ってたんだ
だから一緒にいて当たり前っていうか
・・・俺がいけなかったんだろーな
離れていって当たり前か
「純平?・・・風呂入って寝るか?」
「・・このムービーちょーだい」
「しょーがねーな。いつでも見せてやるよ。」
「じゃなくて、送って・・・」
「だめ。一人で見てしんみりするだろ?・・・あーもー、その目やめろ。わかったから、風呂入ってこい。」
「藤間優しいな。てゆーか、服!!!」
「いまさらだな。医者だからな、患者だと思えば別になんとも思ってねぇよ。ただ、痩せすぎだ。モデルじゃないんだから、もう少し太ったほうがいいぞ。」
「・・・うん」
あと、熱下がるように、薬飲ませたんだけど
まあ、元気そーだしいっか
そう思いながら、純平を風呂にやって
岡崎に電話をした