テキストサイズ

S×強気で恋になる

第70章 出張大波乱!

適当に渡された服を着ていると
店員に声をかけられる

「ご兄弟ですか?」
「似てますか?」
「ほんのりと。そんなに似てない兄弟もいますし・・・仲がいいみたいだつたので。素敵ですね」
「・・・いえ・・・・・・」

「純平、俺と似たら嫌?」
「別に・・・っーか、似てねーだろ?」

そう言いながらコートを羽織り
マフラーをまく純平を見る

似合う・・・・

っーか、こーゆーコートの形
純平小顔だし顔立ち綺麗だから
めっちゃ可愛い・・・

やらしーことしたくなる


「もう脱ぐぞ?」
「え?あぁ。買えよ、それ」
「は?いらねーよ、ゼロが多い!」
「ゼロが多い?」
「高すぎってこと!!!」

そう叫びながら、サッサと店員に渡せばいいのに
マフラーをご丁寧にたたむ様子をみる

几帳面だな


・・・・・ふと気になる
こいつ何型だっけ?
ずっとBだと思ってたんだけど

こいつ俺が怖くて、
前も誕生日嘘ついてたからな

っーか、祝日のたんびに純平を買った女やおばさんからプレゼント届く

純平も一日に届くと面倒だからって
適当に誕生日教えてたらしーし

こいつ・・・本当は何型だ?
まあ、親父の子ならBに間違いねーよな

俺たち兄弟全員B型

隆彦はABだけど
まあ、あいつはどーでもいいし

そんなことを思いながら、結局買わないって言い張る純平に折れて店を出る


そして、そのまま純平に軽い気持ちで聞いた

「純平B型だよな?」
「え・・・・・うん・・・」
「本当に?それは絶対か?」
「・・・俺お前がBって言うから、別に血液型なんてなんでもいいかなって思ってたんだけど、・・」
「だけど?っーか、ちょっと待て!ちょっと待て。」

純平を産んだ母親はBだ。
親父もB。で、BOだ。
純平のお母さんがBOって考えても、

そこから産まれるガキは

B型かO型か

その二つしかありえねーよな

そう思いながら深呼吸をする

「わかった、O型だな?純平。」
「え?ちげーよ。俺A型だもん。」


!!!!!!


親父との


ガキじゃない?


ってことは、義弟じゃない?





ストーリーメニュー

TOPTOPへ