
S×強気で恋になる
第70章 出張大波乱!
「なんか楽しかったな」
タクシーをベンチで待ちながら
真一にそう言うと、 ボッケに手を突っ込む真一が
振り返った
「・・・単純。まあ、お前が楽しかったならよかった。帰ったら俺の好きなようにヤらせてよ」
「な、なんで!!?やだよ!!」
「イヤイヤイヤイヤ言いやがって。次やだったら、お前の一番してほしくないことしてやる」
っ、なにそれ・・・!!
拒否権ないじゃんよ!
「帰ったら俺の好きなようにヤらせろ」
「え・・・え!意地悪すんなよ!!」
「それが返事?」
「っ、・・・わ、・・・わかった、から、」
そう返事するのに
俺の横に座って、太ももに手を添わせる
「何がわかったの?」
「っ、ここ、・・・外だ、ぞ・・!?や、だ・・・」
「またイヤか。ここで出す?」
「いっ!!・・・いた、・・い・・真一・・っ」
ズボン越しに握られて
腰がビクつくのがわかる
真一お願い、やめて
そう思って真一を見ると
もっと強く握られた
「ッー!!!いた、・・がまん・・できなく、な、る・・・から・・!!」
「何その声。誘ってんだろ、いっつもさー。」
「なに・・・怒って・・・んの?・・っ、や、も、本当に・・」
だんだん本気になる真一を睨むが
目からは痛くて我慢してて涙が出た
ヴーーーヴーーーヴーーー
「真一、携帯・・・鳴ってる・・!!」
「・・・・・。おあずけ、ってか?」
そう言いながらも、携帯をとり
電話なのか返事をしながら
遠くにいく
っ、助かった・・・!!
そう思いながら、ベンチに座り直し
息を整える
少し離れたところで電話する真一は険しい顔をしていて、こんなことされてんのに、なんとなく・・・心配になった
