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S×強気で恋になる

第72章 榊原純平



誰かの携帯のアラームが鳴って
俺は目を開けた


ん・・・・・


あれ?純平・・・・


そう思いながら、上半身を起こすと
俺はなんでか床に寝ていることに気がついた


そう言えば・・・
純平寝かせて和也は藤間につれてかれてから
昨日めっちゃ飲んで

で・・・・なんだっけ?

・・・・・そーだ
悠二と片瀬が盛り上がり出して

あー体がいてぇ
床で寝るなんてありえねぇ


ぐーっと伸びをしながら
冷蔵庫をあけ水を飲む

と後ろに気配を感じて俺はバッと振り返った

「っ、まえ、ビックリさせんなよ・・・」
「ん・・・・・喉乾いた・・・」
「素足じゃ冷えるだろ。スリッパ履いて来いよ。おはよう」
「・・・まだ眠い・・・・・」

完全に寝ぼけててしきりに目をこすってる純平にペットボトルを渡すと美味しそうに水を飲みだす

・・・水飲んでるだけなのに
なんつーかエロい・・

「飲んだ?トイレ行ってさ、また寝ようぜ。湯たんぽ君俺を温めてよ」
「・・・俺も・・・寒かった・・・・・」
「トイレ行ってこい。ゆっくり寝るぞ」

そう言って、背中を押すと
純平がふらふらトイレに向かう

危なっかしいし、なんか守りたくなるよな
ほんと朝からかわいい


ジャーッて音が聞こえたのに
なかなか出て来ないから
トイレを覗くと
案の定純平はしゃがみこんでいて
俺は笑ってしまいそうだった

立ちションした後に立ち寝してしゃがみ込むくらいなら、座ってすればいいのに


そう思いながら、純平を揺すると純平はんーとかうーとか言っていて



なんとなく楽しくて
床暖房だからいっかとか
意味わかんないこと思いながら
俺も純平の横に座って目を閉じる



潔癖の俺じゃありえねぇことだったのにな


とか思いながら
俺は純平を抱き寄せ
どんどん夢の中に落ちて行った


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